ジーナ式を実践されている生後10ヶ月の赤ちゃんのママからご相談いただいた内容と、その対処法を紹介します。
うまくいかないとお悩みの内容はこちら。
- 夢遊病で夜中に何度も突撃されて起こされる
- 後追いして頭グリグリしてこないと寝られない
お悩みが解決できるよう、私の経験に基づいた対処法をご紹介したいと思います。
目次ジーナ式ネントレとは?寝かしつけ方やメリット・デメリット、トラブル対処法を徹底解説
相談内容「入眠儀式を改善したい、夢遊病もあり」
はじめまして。10カ月の息子がおり、生後1カ月からジーナを導入しております。
ミナさんのブログ、いつも楽しく拝見しており、友達にも勧めてます♪
現在、息子の夢遊病のような状態が1ヶ月弱続いており、何かしらアドバイスをいただければと思いご連絡しました。
から保育園、7月から職場復帰と息子にとって環境変化が大きく、今のうちに少しでも改善しておきたく…。
長文となり申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
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現在の月齢と実行スケジュール
- 月齢:生後10ヶ月
- 体重:10kg
【現在実行中のスケジュール】
5:30 起床
7:00 朝食+ミルク
9:30 朝寝(15分)
11:30 昼食+ミルク
13:00 昼寝(90分)
14:30 ミルク
17:00 夕食
18:00 お風呂
18:30 母乳+ミルク
19:00 就寝
23:00 泣く(寝室の出入口で座って泣いてる)
2:00〜5:00 夢遊病状態
生後10ヶ月のスケジュール実践例
生後10ヶ月のジーナ式スケジュール実行例と成長!初のトイレ成功と一人フォーク食べ
現在の問題点
10カ月になり夜間断乳したところ、夜泣きはなくなったものの、深夜に10回以上突撃される事態に。
寝ている親に頭グリグリしながら、お腹をよじのぼり頭から落下(イルカのジャンプのように)。
我慢して放置すると数回往復するか、土下座スタイルでうたた寝。
ベビー布団に戻すと、すぐ寝るので半分寝ている模様。
寝入り浅く、数分でまた突撃してくることもあり、かなり寝不足に…。(寝室は同室、別布団で川の字)
※息子は仰向けや寝る体勢が大嫌いで、自分で布団に転がることは一度もない。
改善にむけた取組
7カ月頃までは、布団に転がせば勝手に寝るため特に苦労しなかったが、8カ月頃から布団を脱走するので座って抱きしめ眠気を誘ってから寝かすように…結果、夜泣きが多くなってしまい、現在の流れに。
質問
頭グリグリが入眠儀式になっているのが問題ですが、『生後10ヶ月のジーナ式悩み相談【夜泣きと夜間授乳復活、朝寝もしない】』の記事にもあるように、一人で横になるよう手助けする方法が具体的にイメージできません。
一人寝にむけどのような段階を踏んでいけばいいのでしょうか。グリグリされないよう逃げながら、布団に転がす?
他に原因や改善案として考えられるものがあれば、アドバイス頂ければ幸いです。
10カ月に入り、昼間の授乳を完母→ミルクへ段階切替しているため、スキンシップ不足になっているのかなとも思っています。
回答1「夢遊病は睡眠不足も一つの原因」
スケジュールを拝見して少し気になったのが、朝寝や昼寝の短さです。
私の『生後10ヶ月のジーナ式スケジュール実行例』や、元のジーナ式スケジュールより朝寝や昼寝が結構短いなという印象でした。
お子さんが自然にそのくらいの時間で起きてしまうのでしょうか?離乳食は3回ともしっかり食べられていますか?(あまり食べれてないのも短い時間で起きる原因になるので)
夢遊病については専門外なので少し調べてみましたが、日本睡眠学会認定医でもある内科医の阪野勝久さんが次のように見解されていました。
原因ははっきりしていません。ただ、夢遊病の子どものご両親も夢遊病を経験していることが多いので、遺伝が関係するのではといわれています。
また、発症そのものの原因ではありませんが、睡眠不足や精神的なストレスがあったり、就寝・起床時間がバラバラの毎日を送っていたりすると、症状が出やすくなるようです。
症状が出やすくなる要因として、睡眠不足とストレスが挙げられているので、もしこちら側で起こしているのであればもう少し寝かせてあげたり、お子さんが起きてしまうのであれば少し疲れさせてから寝かせるなどして睡眠時間をもう少し増やしてあげるのもいいかもしれません。
それで改善しないようであれば、おっしゃられているように授乳からミルクに変えたことによる寂しさが一時的なストレスになっているのかもしれません。
もちろん日中のスキンシップを増やしたり、一緒に遊ぶ時間を普段より少し多くするのもとてもいいと思いますが、絵本って読んでいますか?
絵本は子供のストレスを洗い流してくれて、ママの読む声に子供は安心感を得られるそうです。
お子さんを膝の上に乗せて読めばスキンシップにもなるので、もしされていないようであれば絵本もおすすめです。
ミナ
回答2「入眠儀式の改善方法」
今まで一人で寝られてたのに、8ヶ月頃から脱走するようになってしまったのは、時期的にも後追いですね。
私も後追いの時期には寝室の引き戸を開けて出てきてしまったりと苦労しましたが、ベビー布団の周りをこちらのベビーサークルで布団の周りを囲ったら、最初はサークルのところで立って泣いてましたが、物理的に出られないので10~15分くらいしたら諦めたのか泣きつかれたのか寝ていました。
ただ、慣れるまではやっぱり抵抗するので、『生後9ヶ月のジーナ式悩み相談2【掛けシーツを突破してはいずり回る】』で紹介した入眠儀式のように、スキンシップをして愛情を伝えることと「必ず戻ってくる」ことを伝えて安心させるのが効果的でした。
それを数日繰り返したら、
赤ちゃん
それに、ちゃんとママは起きたら来てくれるから大丈夫。
と認識したようで、その後を泣かずに入眠儀式後に一人で寝られるようになりました。(サークルは囲ったまま)
ベビー布団の周りを囲って赤ちゃんが一人で出られないようにしておけば、もし夜中に夢遊病で起きてしまった時にも親のベッドにたどり着けないので、頭突きで起こされて睡眠不足になる防止にもなります。
それでもなかなか寝なければ、昼間はベビーカーやチャイルドシートなどで外出中に自然と寝るように仕向けて、「グリグリで入眠」をいったん忘れさせてから実践するのも手です。
詳しくは『ジーナ式で寝ない時の寝かしつけ方!月齢別・ケース別5パターン』で紹介していますが、児童館などで疲れさせる⇒帰宅までのベビーカーでの移動を昼寝の時間に合わせるとうまくいきやすいですよ。
保育園までに生活リズムが整うといいですね!ぜひ一度お試しください。
後追いは1歳以降もまた成長につれて出てくることがありますが、その際は年齢別の後追い対処法を以下の記事で紹介していますので、そちらもご参考下さい。
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