生後3ヶ月の赤ちゃんのジーナ式スケジュール実行中のママからお問い合わせいただいた相談内容とそれに対する回答(私の見解)を紹介いたします。
うまくいかないとお悩みの内容は、乳腺炎になってしまったママからの夜間授乳や搾乳の可否、夜間断乳の対処法についてです。
同じぐらいの月齢で同じような悩みを抱えている方は、よろしければ参考にしてみてください。
目次
生後3ヶ月の赤ちゃんのママからの相談内容
ママの現状と授乳回数
現在息子は3か月半、22時半の授乳を最後に朝7時まで寝ています。
昨日乳腺炎になってしまい、産院の乳房ケア外来へ行ってきました。
医者
ママ
医者
と言われ、ジーナ式のことは言いませんでしたが夜中の授乳がない旨を伝えると、
医者
と言われてしまいました。
実は今までも何回か乳腺炎になりかけたことはあったものの、赤ちゃんに吸ってもらうことで自力で回復させたことはあります。
ただ夜間授乳することで対策したことはありません。
質問1
ジーナ式育児は夜通し寝ることを目標にしていますが、乳腺炎については特に触れていません。
朝起きるとパンパンで乳腺炎一歩手前の状況が何度もありました。
どのような対策をしていましたか?例えば、夜中に起きて搾乳だけしていたとか・・・
質問2
医者
と医者から言われましたが、また乳腺炎にかかってしまうかもと思うと怖いし、けど赤ちゃんはすでに夜通し寝てくれるし・・と葛藤しています。
治るまで夜間授乳したら、せっかくここまで来たのに起きる癖がついてしまったらどうしよう・・・と不安もあります。
何かいい考えはありませんか?
回答1.自分でできる毎日の乳腺炎対策
実は私も産後から母乳がかなり出て、常に胸が石のようにカチカチ&パンパン、 通常の2倍ぐらいに膨れ上がり、常に熱も帯びた状態で乳腺炎寸前だったので お気持ちよくわかります。
まず、絶対試していただきたいのが母乳のつまり、乳腺炎、うつ乳解消の神アイテム3選で紹介している「ゴボウシ(=ごぼうの種)」と「マミーホット&クール」です。(マミーホットは熱を帯びている場合)
余裕があればハーブティーのAMOMAミルクスルーブレンドも効果は実感しているのでぜひ試していただきたいですが、少しずつ試したい場合はまずは最優先がゴボウシです。
助産師から聞いた話によると、ゴボウシは唯一「乳腺を開通させてくれる」ものなので、これを飲むことで母乳のつまりも軽減していくといことです。
効果・効能の違い
・牛蒡子(ゴボウシ):乳腺を開通して母乳を通りやすくする。煎じて飲む漢方茶で第2類医薬品。
・ミルクスルーブレンド:母乳をさらさらにしてつまりにくくする。ティーパックタイプですぐ飲めるハーブティー。
乳腺に効くのと母乳に効くのでアプローチが違うので、併用可能です。
簡単に言ってしまうと、ゴボウシの方が直接乳腺に効くので効果は強いけど作るのが大変、ミルクスルーブレンドの方が効果は弱いけどすぐに作れて気軽に飲める、といった感じです。
私の場合、最初はゴボウシとミルクスルーブレンドを併用、よくなってきたらゴボウシを減らしながらミルクスルーブレンドを増やし、徐々にゴボウシをなくしていきました。
回答2.母乳マッサージと食事療法
もし近くに助産院があれば、助産師に母乳マッサージをしていただくのも母乳のつまりがとれてとても楽になります。
私も助産師のところに通っていましたが、マッサージ直後は胸のカチカチもなくなり、ふわふわになりました。
場所にもよりますが、大体マッサージ30分ぐらいで5000円程度かと。
また、母乳マッサージに通いながら助産師からいただいた授乳中の食事に関するアドバイスがこちら。
- 乳製品を食べるのは胸の張りが落ち着くまで禁止(乳脂肪が一番母乳がドロドロになる)
- みかんなど糖分のあるものも極力控える
CHECKたった3ヶ月で-12kgの産後ダイエットに成功!いつから始める?本当に効果がある方法は?
回答3.夜間授乳と搾乳はNG
助産師いわく「母乳は吸われた分だけまた母乳を作ろうとするから、搾乳は余計母乳が増えて逆効果」 とのこと。
これは母乳マッサージに通った助産院だけでなく、 出産した病院の助産師にも言われました。 (実際に私も搾乳してみたことありますがそのように感じました)
どうしても胸のパンパンが気になる場合は、搾乳ではなく指で押す方がいいです。
自分でやる乳輪周りの圧迫の仕方
人差し指と中指で乳輪のふちを真下に押す→少しずつずらしていき一周させる
ただしこれもやりすぎは厳禁です。
以上のことから、夜間授乳や搾乳に関するご質問の回答は、「赤ちゃんが欲しがらない限り」夜中の授乳・搾乳はしなくていいと私は思います。(欲しがったらあげてください)
また、もし毎回同じ方の胸から授乳している場合は、必ず最初に授乳する胸は交互に変えてください。 (例:1回目の授乳が右胸からだったら、2回目の授乳は左胸から)
助産師いわく、赤ちゃんは最初に吸う力が一番強いから、「一番強い=母乳生産を促進させる」ので、同じ方の胸からばかり吸わせてるとそちらがパンパンになってしまうそうです。
夜泣き・後追いなどその他のジーナ式トラブル対処法はこちらから
CHECKジーナ式スケジュール月齢別スケジュールとトラブル対処法まとめ
追加質問と回答.夜間授乳をなくす時の乳腺炎対策
回答1~3に対し、ご相談いただいたママから夜間授乳をなくす時の乳腺炎対策に関する追加のご質問があったので、そちらも追記させていただきます。
ママからの追加の質問
夜間授乳のなくなった時も、 自然と母乳生産量が落ち着いて乳腺炎になることもなかったのです か?
アドバイス頂いたみたいに、夜間に一度起きて少し乳輪の周りを押すなど対策はされてたんですか?
回答
私は夜間授乳がなくなった時も、卒乳の時もなんとか乳腺炎にはならずにすみました。
CHECK卒乳・断乳後のケアを母乳マッサージより安く済ませる神アイテム2選
特に卒乳した生後12ヶ月(1歳0ヶ月)~1歳1ヶ月にかけての頃はものすごく胸は張りましたが、 張る時期はゴボウシを毎日かかさず飲み、 時々乳輪周りを押したりして無事乗り切りました。
が、わざわざ夜に起きてまでは押してません。
助産師いわく、一番は赤ちゃんに吸ってもらうことということなので、夜の間パンパンになった分は朝起きたらすぐに授乳して、いっぱい吸ってもらっていました。
「母乳生産量=赤ちゃんが吸った量」にだんだん体が覚えて調整していくので、授乳回数を減らす時も、減らす時は張ってもそれを続けると体がその量でいいんだと覚えて次第に張らなくなります。
あと、全般的に生後3ヶ月を過ぎると母乳量自体が落ち着いてくるので、もうしばらくするとだんだん落ち着いてこられるのではないかと思います。
母乳問題の山場はあと少しと思って頑張ってください。
ジーナ式の月齢別悩み相談と対処法
その他のジーナ式スケジュール実行中のママからご相談いただいたお悩みと対処法の記事のうち、月齢が近いおすすめの記事を3つご紹介します。
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