ワールドワイドキッズ(通称WWK、またはWKE)のフォニックス教材が2019年大幅リニューアル!
新たに入会する人はパワーアップしたリニューアル後の教材が購入できるのはもちろん、すでに会員の方も追加教材として購入することができます。
今回は、そんな気になるリニューアル後のフォニックス教材の内容を徹底解剖!
実際に使ってみた私の子供は、現在3歳6ヶ月。
1歳半の時にワールドワイドキッズに入会し、約2年間ワールドワイドキッズを受講しています。
0歳~1歳の赤ちゃんが安全に使えるかも気になりますが、ある程度言葉を話すようになった2歳、3歳になってからもフォニックス教材を使い続けられるかどうかも気になりますよね。
その3歳児が実際に使ってみた感想とともに、ワールドワイドキッズフォニックス教材の良かった点、あまり良くなかった点を正直に口コミ。
購入しようかどうか迷われている方はもちろん、まだお子さんが小さくて3歳以降どんな風にフォニックス教材を使えるか気になる方もぜひ参考にしてみて下さい。
2019年に追加発売されたWWKの新フォニックス教材が気になっている方は、合わせてこちらもご覧ください。
目次
ワールドワイドキッズフォニックス教材の内容
写真左上から、
- Phonics DVD…2枚
- シール(自分でマグネット化)
- Wonder Touchと取扱説明書
- Alphabet Workbook(ワークブック)
- 英語声かけシート
- Touch Dictionary(絵辞典)…6冊
- Phonics Talking Puzzles
- Phonics Talking Book…4冊
そして壁に飾ってあって右上に少し見えているのが「Alphabet Poster」です。
ワークブック以外のすべて教材が、ワンダータッチでタッチすると英語音声が聞けます。
シールは他の会員さんがマグネット化していたので、私もマグネット化にチャレンジ。
マグネットを親子で英語で会話しながら一緒に作り、たっぷり英語のアウトプットタイムを設けたことでこれまでより長い文章で話せるようになったりとてもいい刺激になりました。
その後マグネットを作った後も、マグネットを使ってオンライン英会話であまり理解できなかったフレーズを視覚で伝えることで理解できるように。
マグネット工作中に親子で実際にやりとりした英会話実例やシールを使った英語やりとり例は以下の記事で詳しく紹介しています。ワールドワイドキッズフォニックス教材で親子英会話②シール工作編
ワールドワイドキッズフォニックス教材の良かった点6つ
1.フォニックスを歌と踊りで覚えられる
DVDに「フォニックスダンス」が収録されていて、振付け付きの歌でA~Zまでの発音を教えてくれます。
↑YouTubeで公開されているDVD紹介動画の、30秒目からフォニックスダンスが見れます。
いかにも子供が真似したくなりそうな振付けですよね。
案の定私の子供も一緒に踊ってみたらハマって15回ぐらい連続で巻き戻して踊り、初日からすでに最初のA~Eぐらいまではフォニックスを真似して歌っていました。
ミナ
これは今後も続けていくと、全歌詞=全フォニックスを覚えられそうで期待大です。
2.難しい「R」と「L」の発音の違いをDVDで教えてくれる
先程の動画にあったように、日本人が苦手なRとLの発音の違いも「Rで始まるもの」「Lで始まるもの」に仲間分けしながらDVDで音と映像を使って分かりやすく教えてくれます。
大人になってからは聞き分けが難しいので、まだ耳のいい子供のうちにマスターしておけるとかなりアドバンテージになりますね。
3.英語絵辞典でボキャブラリーが強化できる
以前『ワールドワイドキッズとディズニー英語システム比較【2019年最新リニューアル対応】』でもお伝えしましたが、ディズニー英語システムに比べてワールドワイドキッズは英語量が少ないのがデメリット。
それを今回この英語絵辞典で、足りなかったボキャブラリーを圧倒的に増やしてくれました。
音声がない英語絵辞典だけでは親が教えた日本語英語を覚えてしまう心配がありますが、こちらはタッチペンでタッチするだけですぐにネイティブの発音を聞かせられるので、正しい発音で語彙力をアップさせることができます。
ちなみに「自分でやりたい」3歳児にとっては、ただタッチして単語を聞く「word」ボタンよりも、「game」ボタンでクイズを出されて正解を選ぶ方が楽しいようです(ピンポーンと正解するのが嬉しそう)。
なので、基本は「game」ボタンをメインに使い、私が促すことで「talk」ボタンや「music」ボタンも少し使うという感じです。
ミナ
より実践的にな会話になるので、どちらかというと4~6歳向けかもしれません。
普段の基本の教材の使い方は、以下の記事で紹介しています。ワールドワイドキッズで後悔・失敗しない効果的な英語教材の使い方
4.絵本多読とサイトワードも網羅している
幼児英語教育は吸収力が高い分忘れるのも早いですが、幼児期に覚えた英語を忘れずに定着させるのに有効なのが「読み(絵本多読)」と「書き」。
そこで最近ワールドワイドキッズの教材以外にも英語絵本を買い足していたのですが、タッチディクショナリ―の後ろにも絵本(ストーリー)が6冊分追加でついていました。
また、英語を話す力をつけるのに効果的な音読(暗唱)の練習に最適なのが、短い文章の繰り返しで子供が丸暗記しやすいサイトワード(サイトワーズ)。
フォニックスと同じくらい注目されていますが、そのサイトワードもフォニックス教材のDVDやトーキングブックに入っています。
私の子供も繰り返しやりとりしたところ、早速以下のフレーズをマスターしました。
- 「I am ○○.」
- 「No!You are ○○.」
- 「Who are you?」
ちなみに最初に紹介した教材一覧写真のアルファベットポスター左側に少し写っていた絵本が、スカラスティック社のサイトワードリーダーズ(レベルA)で、最近はこちらでも音読練習をしています。
スカラスティック社は、ハリーポッターの版元でもあるアメリカ最大手の教育系出版社。
絵本は1ページ1文×8ページ分でさっと読めて子供もすぐ真似できるので、ワールドワイドキッズをきっかけにもっとサイトワードを学びたい方におすすめの絵本です。
5.ワークブックの書き取りで英語を定着できる
もう一つの英語定着化を図るために重要な「書く」ことができる、ワークブックが付属しているのも高ポイント。
ワークブックはアルファベットの文字を覚える内容ですが、早速やらせてみたところ、その後受けたオンライン英会話の体験レッスンでアルファベットをA~Eまで正しく読むことができました。
ワークブックをやる時の親子英会話実例や効果の詳細は、以下の記事で詳しく紹介しています。ワールドワイドキッズフォニックス教材で英語やりとり①ワークブック編
6.英語声かけシートにタッチするだけで音声が聞ける
地味に一番助かってるかもしれないのが、英語声かけシート。
日常でよく使われる会話フレーズの例が載っていても、いざ使おうと思った時に文字だけでは正しいイントネーション&発音で言えるかわからない。
かといって、使うたびにわざわざCDやインターネットで音声を調べてからいうのは面倒。
そんな悩みを解消してくれたのがこの英語声かけシートで、ワンダータッチでタッチするだけですぐにネイティブの正しいイントネーションと発音が確認できます。
ちなみに3歳児が一番最初に新たに覚えたフレーズは「Time to get up.」。
休日の朝、パパだけまだ寝ていて起こしに行く時に子供にタッチしてフレーズを教え、
子供
ミナ
子供
・・・以下、パパが起きるまでエンドレス(笑)
すると、一発で覚えて毎週末パパを起こす時に「Time to get up.」使うようになりました。
子供の「おもしろい」「楽しい」気持ちが英語吸収力アップに繋がることを、あらためて実感しました。
ワールドワイドキッズ入会2年後の効果はこちら↓ワールドワイドキッズを2年使った効果!3歳でこれだけ英語を話せるように
ワールドワイドキッズフォニックス教材の残念だった点3つ
1.DVDで子供が実際に遊んでいるシーンがない
一番残念だったのは、DVD内で実際に子供が教材を使って遊んでいるシーンがないこと。
ベネッセの教材は、通常のワールドワイドキッズにしてもこどもちゃれんじEnglishにしても、DVDで他の子供がエモーショナルトイで遊んでいるシーンを見ることで、
子供
と子供が思って、自分からトイで遊ぶようになる=アウトプットに繋がるのが良い点でした。
今回は、フォニックスDVDの1-24でワンダータッチとパズルの使い方の説明はありましたが、子供は出てこず1分あるかないかの短い説明的なコーナーで、子供のやる気を促すものではありませんでした。
なので、教材で遊ぶように子供に促す「親の声かけ」が必要です。(特にある程度年齢が上がってくると他のおもちゃにも気がいくため)
ちなみにこどもちゃれんじイングリッシュも併用受講していますが、親が何もしなくても子供が自然に英語をアウトプットする力はこどもちゃれんじEnglishの方が上なので、併用して相乗効果を出すのもおすすめです。ワールドワイドキッズとこどもちゃれんじイングリッシュ併用のメリット
2.かけ流しができるCDが付属していない
フォニックス教材では、ワークブック以外すべての教材にワンダータッチを当てれば英語音声が聞けるので、重複するからかCDが付属していません。
絵本もタッチすればすぐ音声を聞けるし、自動で読み聞かせしてくれるのは確かにありがたいです。
ただ、より子供が絵本の内容をすんなり受け入れられるように、家にいる時(テレビを見ている時以外)や車の中などで事前にかけ流しをして十分インプットしてから絵本を読みたかったので、CDがなくそれができないのは残念でした。
※通常教材には「歌&チャンツのCD」と「絵本の読み聞かせCD」の2種類が各ステージごとについています。
3.DVDがストーリー性に少ない
フォニックスという内容がら仕方ないのかもしれませんが、DVDは基本的に単語メインでストーリーのあるお話などがほとんどありません。
ストーリーよりも映像の変化をおもしろがる赤ちゃんや、理論的にフォニックスを学ぶことができるようになる6歳前後くらいの子供にはそれでもいいかもしれません。
でも幼稚園年少にはお話がないのをずっと見続けるのは退屈なようで、DVDの途中で飽きて他のおもちゃで遊び始めることも結構あります。
ちなみに英語圏のアメリカでは、日本の幼稚園でいう年長から義務教育の勉強が始まり、その頃からフォニックスやサイトワードを学びます。
なので、DVDはもう2年後ぐらいにフォニックスを「勉強」として学ばせるために見せる方が効果的なのかもしれません。
受講中の挫折対策はこちら↓ワールドワイドキッズで挫折しそうになった時やった5つの対策
ワールドワイドキッズフォニックス教材の感想まとめ
- DVD以外の教材は、従来の教材に足りなかった語彙、ワーク、絵本、サイトワードが補われていて◎
- DVDはフォニックスを映像で分かりやすく学べるものの、単語メインでストーリーが少ないため、3~4歳にはダンス以外少し退屈な内容
- Wonder Touchは自分でどんどんタッチしてクイズなどすればたくさんアウトプットが見込めそうだが、かけ流しと違って使わなければインプットできないため、使うように親のフォローが必要
3歳~4歳にかけて、実際に英語を話したり英語の絵本を読んでいる動画もこちらで紹介していますので、よかったら参考にどうぞ↓ワールドワイドキッズで3歳4歳5歳で話せるようになった英語を動画付きでリアルに公開
家でのアウトプットだけじゃ足りない、という方はフォニックスのレッスンが受けられる子供向けオンライン英会話比較もご参考ください。