ジーナ式を実践されている生後2ヶ月の赤ちゃんのママからご相談いただいた内容と、その対処法をご紹介します。
うまくいかないとお悩みの内容は、
- 昼間のスケジュールが時間通りにうまくいかない
- ギャン泣きされるとつい授乳してしまう
- どうやってスケジュールを整えればいいか分からない
です。
実際のやりとりを載せながら、助産師からのアドバイスを含めた対処法をご紹介します。
目次
ジーナ式ネントレとは?寝かしつけ方やメリット・デメリット、トラブル対処法を徹底解説
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Q1.昼間のスケジュールが時間通りにうまくいかない
初めまして。生後もうすぐ2ヶ月になる赤ちゃんがいます。
起床時間、お風呂から就寝時間はだいたいスケジュール通りに行っています。
生後2ヶ月の実践例
生後2ヶ月のジーナ式スケジュール!夜中の授乳なしに成功、乳児湿疹の治療法も
初歩的な質問ですみません。日中のスケジュールをうまく整えるために、まずはなにをすれば良いでしょうか?
授乳時間だけでも守るべきでしょうか?
現状、日中は時間通りに眠らなかったり寝付けなかったりし(対策は読んでますが30分ほどで起きてしまいます。)、ギャン泣きまでいくと授乳してしまいます。
合計昼寝時間は三時間あるかないかで、就寝のときには疲れて不機嫌で、また寝かし付けが難しい状態です。
心苦しく思いながらも、何度かギャン泣きを放置してしまいました。どうにか改善したいです。
お忙しい中お手数をお掛けしますが、ご助言いただけないでしょうか。よろしくお願い致します。
A1.スケジュールはすべて繰り返すことに意味がある
大人だったらどうかで考えてみる
7:00起床なのと17:45お風呂以降のスケジュールを守られていて、朝寝~夕寝までのスケジュールをどうやって合わせればいいかお困りということでよろしいでしょうか?
ジーナ式はあくまで、
「毎日同じ時間に同じことをすることで、寝かしつけなくても寝られたリ夜泣き(夜起きること)がなくなったりする」
というメソッドなので、まず定着させるために多少力技が必要です。
「赤ちゃん」と特殊に考えず、大人の場合だったらどうかと考えると分かりやすいと思います。
例えば、毎日夜0時に必ず寝ている人が夜中の2時まで起きていようとすると0時頃に眠気がきますよね?
逆に、普段から0時に寝たり、1時に寝たり、2時に寝たりとバラバラで過ごしている人は0時になってもそれほど眠くならず普通に起きていられると思います。
なので、赤ちゃんも同じ時間に寝かせてあげることで、眠くなるので自然と寝ていけるんです。
授乳にしても、同じ時間(間隔)であげることでお腹のすきぐらいも安定し、飲みすぎ・飲まないがなくなります。
ご質問いただいたことへの答えとしては、授乳だけでなく朝寝・昼寝・夕寝もスケジュールに記載されていることは毎日同じ時間で行うことで効果が出ます。
外出時の対策として、『ジーナ式の5つのデメリットとデメリットへの対処法』で授乳とトータル睡眠時間を守ることをお伝えしていますが、あくまで普段はスケジュール通りに過ごしていることが前提。
大体3日同じスケジュールで過ごすと4日目以降定着して安定するようになるので、3日間外出などの予定がなくスケジュール通りに過ごせそうな日にから始めてみてはいかかでしょうか?
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赤ちゃんの睡眠をコントロールするお手伝いをする
スケジュールが定着するまでの最初の3日間は、まだ寝る時間じゃないのに赤ちゃんが寝そうになってしまったりするので調整が少し大変です。
赤ちゃんが寝そうになってしまった時の対処法としては、
- 足の裏をつつく
- ベランダや玄関に出て外気に触れさせる
- おもちゃなど赤ちゃんが興味を持ちそうなを見せたりして話しかける
などが効果的です。
逆に、寝る時間になったら寝られなくても必ず寝室に行き、部屋を暗くし、おくるみorスリーパーを着せてベッドに寝かせます。
このスリーパーを着せたりする入眠儀式を繰り返し行うことで、
赤ちゃん
と赤ちゃんが思うようになり、寝かしつけをしなくても一人で寝ていけるようになるんです。
後追いが始まってからの入眠儀式はこちら
⇒生後9ヶ月のジーナ式悩み相談2【掛けシーツを突破してはいずり回る】
ベッドで寝かせるのが難しい場合は、3つの条件は守った上で朝寝・昼寝・夕寝など日中だけバウンサーでも大丈夫です。
定着までの3日間は正直大変ですが、このままずっと寝かしつけに苦労するのか、3日間だけ大変な思いはするけど4日目以降は楽に過ごせるようになる方がいいのかを天秤にかけてみて、一度頑張ってみて下さい。
ただし、熱が出た時や実家・旅行先など特別な時では一人で寝るのが難しい場合があるので、その時の寝かしつけの方法については『ジーナ式で寝ない時の寝かしつけの方法!月齢別・ケース別5パターン』をご参考下さい。
Q2.授乳を守らなかったのが原因だったかもしれない
返信ありがとうございます!
実は2~4週目のスケジュールからやっており、起きてから1時間15分程でグズると、すぐ寝かし付けていました。
もう少し起きていられるよう気を付けます。
改めて赤ちゃんの様子と本を見ると、授乳間隔を守っていなかったためにお腹が苦しく激しく泣いていた気が致しました。
とても分かりやすく説明してくださり、また心強いお言葉もありがとうございます。もう一度見直して、頑張ってみます。
本当にありがとうございました。
A2.望みを叶えてあげる優しさがワガママな子供を作る
ぐずってすぐ寝かしつけてしまうと、本当はそれほど眠いわけでもない(眠いかな?程度だった)のに寝ることになり、睡眠が十分すぎてしまい本来寝るべき時に眠くなくなって寝られないという負のスパイラルに陥ります。
大人でいう、昼寝をしすぎてしまって夜寝られなくなる時のイメージですね。
また、ちょっと泣いたからといってすぐ抱っこしてしまうと、
赤ちゃん
と赤ちゃんが味を占めて?しまい、すぐ泣く子になってしまいます(助産師談)。
私のお世話になったベテラン助産師さんいわく、
助産師
泣き声が聞こえているうちは大丈夫、元気な証拠。
本当にやばいのは、泣き声が止まった時。(=ケガしたり呼吸が止まったなど何かあった可能性がある)
と言っていました。
そして、泣いてすぐ抱っこする=ちょっと要求すれば何でも言うことが聞いてもらえると思う「我慢のできないワガママな子」に育ってしまう、とも。
さすがに30分はやりすぎだと思いますが(私の中でのボーダーは15分)、助産師さんの言うことに納得できる部分は多いと思います。
また、赤ちゃんの頃は動けないから泣くことぐらいでしか体力を消費できないので、すぐ抱っこしてまったく泣かないままだと疲れず寝ない、というのもあります。
「赤ちゃんは泣くのが仕事、泣くのも運動。」というのを聞いたことはあるのではないでしょうか。
少し話が脱線しましたが、毎日同じスケジュール通りに過ごすと、
ママ
と泣いてる理由が絞れて赤ちゃんがどうしたいのか分かりやすくなるのもメリットです。
はじめての育児では、分からないことだらけで心配になることも多いと思いますが(私も何かとすぐ調べていました)、こういったことを念頭に置いておくと、少しは気が楽になるのではないでしょうか?
まだまだ先は長いと思って(笑)、気楽にいきましょう!
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さっそくですが、眠そうな赤ちゃんをしばらく我慢させたあと、泣くのをいつもより長く様子見していると5分~10分で眠ってくれました!
また、きちっと寝ると起きてから一時間半は元気に起きていられることが分かりました。
1日がうまくいって驚きました。
もちろん、うまくいかない日もこれからあるかと思いますが、助言をいただいてとても気が楽になりました。
これからも、ブログ参考にさせていただきます!ありがとうございました!
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