ジーナ式を赤ちゃんが生まれてすぐの頃から実践していた場合は、最初からスケジュールをすりこむのでスムーズに進めることができます。
でも、赤ちゃんの夜泣きや寝かしつけに苦労し、色々調べた結果ジーナ式にたどりついて途中から始める、というママも多いのではないでしょうか?
すでに抱っこや添い寝(添い乳)での寝かしつけの癖がついてしまっている場合には、どうやってジーナ式を始めればいい?
また、スケジュールがずれてしまって軌道修正する時や、病気や帰省・旅行など特別な状況の時の寝かせ方は?
3年間ジーナ式スケジュールで子供を育て、子供がジーナ式で寝ない時に効果があった寝かしつけの方法を月齢別・状況別に5パターンご紹介します。
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最強ジーナ式のやり方・月齢別スケジュール・お悩み別対処法まとめ
目次
ジーナ式を途中から始める時の寝かしつけ方
今まで抱っこや授乳などで寝かせていた場合、赤ちゃんの中で「抱っこや授乳をされたら寝る」という法則ができあがってしまっています。
その場合は、寝る時の法則を新しく塗り替えて一人で寝ていけるようにする必要があります。
具体的な方法としては、寝る時間になったら
- 寝室に連れて行き、カーテンを閉めて部屋を暗くする
- 入眠儀式をする
- ベッドに赤ちゃんを寝かせてお腹をトントンする
というのをジーナ式の月齢別スケジュールに沿って、毎日繰り返します。
ジーナ式で昼寝や夜寝をうまくいかせるコツは『ジーナ式必須6箇条!昼寝しない、夜中起きるなどうまくいかない時見直すこと』で詳しく紹介していますが、赤ちゃんにも体内リズムをつけることが必要です。
大人も朝カーテンを開けて日の光を浴びると目が覚めるのと同じで、赤ちゃんも「明るい=朝=起きる時間」、「暗い=夜=寝る時間」と昼夜の区別がつけるために、寝る時は必ず部屋を暗くします。
また、部屋を暗くすることで睡眠ホルモン「メラトミン」が分泌されて眠くなるので、それも一人寝を手伝ってくれます。
入眠儀式を行って「これをしたら寝る時間」と赤ちゃんに覚えさせたり、スケジュール通りに寝かせたり起こしたりするための具体的なやり方やコツは、『生後2ヶ月のジーナ式悩み相談3【時間通りにうまくいかない】』で詳しく紹介しているので、そちらをご覧ください。
ミナ
お腹をトントンする時のコツは、以下の2点。
- 叩くのを弱くしすぎない
→弱すぎると赤ちゃんが感じないので、わりとしっかりめでOK - 呼吸に合わせてトントンする
→赤ちゃんのお腹に手を当て、呼吸でお腹が浮き上がってきたらそれに合わせて手を離し、またお腹に下ろすというイメージ
まずは習慣がつくまで3日、同じことを続けてみてください。
お腹トントン寝が慣れてきたら、トントンしなくてもおくるみやスリーパーを着るだけで寝られるようになります。
スケジュールがズレた時や寝なくなった時の寝かしつけ方
家にいる時はジーナ式スケジュールが定着して一人で寝られるようになったけど、外出などでスケジュールがズレてしまったり、成長に伴ってなぜか昼寝しなくなった、なんてことも出てくると思います。
そんな時におすすめなのは、抱っこ紐orベビーカーorチャイルドシート(車)作戦です。
赤ちゃんは移動していると寝ていきやすいので、昼寝の時間が抱っこ紐やベビーカーで帰ってくる時間になるように逆算して午前中に児童館や公園へ。
元々昼寝で本来寝るべき時間に、児童館で思いっきり体を動かしたり外の空気を吸って疲れている上に、抱っこ紐やベビーカーで移動するというダブル寝やすい環境を作ってあげれば、まず寝ます。
一度そうして正しい昼寝時間に寝られたら、数日それを繰り返せばまたその時間に昼寝することが習慣づくので、家でも寝ていけるようになります。
2歳で昼寝を嫌がるようになった時の対処法はこちら
⇒2歳が昼寝しない・ぐずる時効果があった3つ対処法!昼寝はいつまで必要?
後追いして寝なくなった時の寝かしつけ方
成長につれて後追いするようになると、今まで一人で寝てくれていたのに急に添い寝しないと寝てくれなくなり、一度添い寝してしまうとその後添い寝から抜け出せなくなることがあります。
後追いが最初に始まるのは生後9ヶ月前後からですが、後追いするのは赤ちゃんの時だけではなく、成長の度に何かをきっかけにして何度も起こることがあります。
後追いした時の対処法は月齢によって変わってくるので、年齢別に以下の記事をご参考下さい。
0歳の後追い対処法はこちら
⇒生後9ヶ月の悩み相談②掛けシーツを突破して後追いする
1歳~2歳の後追いはこちら
⇒後追いで添い寝・抱っこでしか寝なくなった時私はこれで解決しました
1歳後半で添い寝から抜け出せなくなったママの実体験にもとづいた対処法は、こちらの記事で紹介しています。
⇒ジーナ式1歳7ヶ月の悩み相談【添い寝したら一人寝できなくなってギャン泣き】
帰省・旅行・病気の時の寝かしつけ方年齢別3パターン
熱が出たりと病気の時はもちろん、実家に帰省したり旅行に行ったりして普段と違う環境になった時にも一人寝できなくなり、寝かしつけが必要になる場合があります。(特に自我が出てきてからは)
でも今までジーナ式で育てていると、普段抱っこや授乳で寝かしつけしていないので、授乳しても赤ちゃんは目がぱっちり。久しぶりに子供を抱っこしてゆらゆらしてみても全然寝ない。
そんな時に効果があった寝かしつけの方法を、赤ちゃん~幼児まで年齢別にご紹介します。
風邪で寝つけない時の原因別対処法はこちら
0歳は暗闇で縦抱っこして往復する
ミナ
まだ抱っこできるぐらいの重さの赤ちゃんの時は、暗闇の寝室で縦抱っこをしてひたすら歩きます。
といっても暗闇の中を歩き回ったら危ないので、安全な範囲でベビーベッドの長さぐらいの2mぐらいの距離をひたすら往復するだけでも大丈夫です。
その程度の距離なら危なくないですし、歩いているうちに目が慣れて結構見えてきます。
なぜこれで赤ちゃんが寝ていきやすいかというと、
- 赤ちゃんは移動すると眠りやすい
- 人は単純作業で眠くなりやすい
という2つのことをこの行動が満たしているからではないかというのが私の見解です。
普段抱っこで寝かしつけをしていないためか、スクワットやゆらゆら抱っこよりもこの暗闇での縦抱っこひたすら往復の方が寝ます。
なのでパパにも伝授し、熱でうなされて夜中に何度も起きて交代でパパが寝かせる時などもこの方法で寝ていました。
1歳頃はお腹の上で寝かせる
1歳すぎて、体重が重くなってきて抱っこで歩くのはもう無理、体も大きくなってきたから頑張って抱っこして歩いてもずり落ちてくるようになってきたら、寝かせ方を変更。
次は、ママが仰向けに寝てお腹の上に赤ちゃんをうつぶせにして寝かせる方法(抱っこしたまま90度回転して寝たような状態)です。
寝かせる時のポイントは、
- ママのお腹と赤ちゃんのお腹がくっつく位置に乗せる(=呼吸を感じて同調できる)
- 子供の両足はママをまたがせる形で左右に広げる
この状態ならずっと抱っこしていても重くないですし、赤ちゃんが寝ておろす時には、赤ちゃんを抱っこしたまま自分が左右どちらかに回転しておろせば背中スイッチで起きることもないのでおすすめです。
ミナ
ちなみにこの方法は、一応パパがやった時にも寝られることは寝られるようですが、男性なのでゴツゴツしていて寝にくそうにしているようです。
1歳を過ぎてから、何もなくても一人で寝られなくなってしまった場合の具体的対策は以下の記事に書いてあります。
1歳半以降の幼児のジーナ式相談内容~後追いと寝かしつけ~ジーナ式1歳7ヶ月の悩み相談【添い寝したら一人寝できなくなってギャン泣き】2歳~3歳頃は手を繋いで添い寝する
さらに大きくなって、お腹の上に乗りきらなくなった2歳頃。
特に2歳半過ぎると物分かりもだいぶよくなってくるので、こちらが抱っこしても自分から居心地悪そうに降りたりし、手を繋いで添い寝するだけで安心して眠ってくれるようになります。
この頃には真っ暗だと「おばけが出る」などと思うようにもなって怖がるので、特に旅行先など初めての場所では真っ暗ではなく薄暗いぐらいの明るさで寝ます。
※明るすぎると全然寝ないので、子供が大丈夫な明るさの範囲で薄暗くします。