トイレトレーニング中や完了後に起こりやすい問題の一つが「便秘」。
私の子供も以前は毎日快便だったのに、トイレトレーニングを本格化してから便秘になり、2日に1回のうんちが当たり前、たまに3日に1回になってしまう日も。
そうするとうんちがかなり固くてなるので、
- 子供がいきんでも出るまで10分ぐらいかかり「固くて出ない」としんどそう
- 出た後おしりを拭くと少し血がつく(切れ痔?)
なんてこともありました。
心配して小児科を受診しても、処方された下剤を飲むと今度は下痢になってパンツに漏れることに。
結局は自力で生活習慣や食生活を改善しないと解決しないと思い、トイレトレーニングで便秘になる原因と対処法、即効性がある便秘に効く食べ物などを調査しました。
トイレトレーニング中や完了後に便秘になる原因
トイレトレーニングでは、
ママから怒られたりプレッシャーを感じたりすると便秘になったり、おむつはずれが進まない
というのはよくいわれている話です。
そういったプレッシャーを与えないように気をつけていてそれでもトイレトレーニング中便秘になってしまったり、トイレトレーニング完了後に便秘になってしまう。
そんな場合に考えられる原因は、
- おむつからパンツになったことでうんちやおしっこを我慢するようになる
- トイレでうまくいきめず出しきれないことで便が溜まる
- 水分不足でうんちが固くなる
- 食事の量が少なくて便が増えない
などが考えられます。
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トイレトレーニングで便秘にならないための三原則
まずは、即効性はないもののトイレトレーニング中やおむつ卒業後に便秘にならないために覚えておきたい3つの大原則です。
こまめに水分補給をする
水分が不足するとうんちが固くなって便秘になったり出すのに苦労したりするので、水分を意識してこまめにとるのが大切です。
ただトイレトレーニングをする2歳、3歳児頃は自己主張も強くなるので、あまりお茶を飲みたがらない場合は一度に一口ずつでもいいのでその分あげる回数を増やすことで、トータルでの摂取水分量を増やします。
ママ
ちなみにお茶を嫌がるからといって、代わりに牛乳を飲ませてもあまり水分補給にはなりません。
お茶や牛乳に含まれる水分量を見てみると(※日本食品成分表より)、
- 麦茶:99.7%
- きゅうり:95.4%
- 牛乳:87.4%
とほぼ100%に近い麦茶に比べ、牛乳はきゅうりよりも含まれている水分量が少ないことがわかります。
食事の量を増やす
食事の量が少ないと、腸への刺激やぜん動運動が弱まるので便秘になりやすくなります。
病気でご飯をあまり食べられない間はうんちが出ず、体調が回復してご飯を普段通りたくさん食べるようになるとうんちが出るのもまさにそれです。
イヤイヤ期はどうしても食べ物の好き嫌いを主張してご飯の量も減りがちですが、うんちが出ていない日が2日続いてその間あまりご飯の量を食べていないと感じたら、うんちを出すためにその日は食べられるメニューにしてたくさん食べさせると便秘解消に繋がります。
また、脂質にも便を柔らかくする作用があるので、あまり食事で油をとっていなかったら油を使うことを意識するのも効果的です。
起きてすぐ一杯の水を飲む
朝起きてすぐ水を飲むのも、腸が刺激されて便秘解消に繋がります。
冬など冷たすぎる場合は胃に負担をかけるので、コップに入れた後電子レンジで10秒だけチンすると熱すぎず冷たすぎずちょうどいい温度になります。
これも上の2つと合わせて実践してみたところ、即効性はないものの飲まなかった日に比べてお通じがいい体感はあったので、朝起きたらトイレに行く前に飲むようにしていました。
便秘解消に即効性がある6つの食べ物・飲み物
うんちが出ない日が続いた場合におすすめの便秘解消に即効性のある食べ物を、便秘解消度とともにご紹介します。
便秘に効くとされている食べ物を色々試し、実際に子供の便秘に効果を実感できた食べ物ばかりです。
ただ、毎日同じものばかりを食べていると体が慣れてきてしまったりするので、色々試したり日によってローテーションして食べさせるのがおすすめです。
さつまいも
さつまいもに含まれている便秘解消に効く成分は、
- ヤラピン:便を柔らかくしたり腸の働きをよくする
- レジスタントスターチ:善玉菌を増やして腸内環境を整える
- 不溶性食物繊維:便のかさを増やして腸の動きを活発にする
と成分を見るとすごく便秘によさそうですが、単体の便秘解消度としては「食べると一日以内ぐらいにうんちが出る気がする」という程度でした。
ただ、他の便秘に効く食べ物を併用することで効果が高まり、食後1時間後に溜まっていたうんちが出るなど即効性を発揮したこともありました。
簡単でおいしいさつまいもプリンなどの人気おやつレシピは以下の記事で紹介しています。
千切りキャベツ
キャベツに含まれる便秘解消に効く成分は…
- キャベツ→ペクチン(水溶性食物繊維):便を柔らかくする
キャベツも水溶性食物繊維であるペクチンが含まれているので、うんちを柔らかくしてくれて便秘解消に繋がります。
ただ、お好み焼きや焼きそばなどの主食に混ざっている程度では食べる量が少なくあまり効果は感じないので、千切りキャベツでキャベツだけをたくさん食べると食べたその日にうんちが出るなど効果を実感しました。
ミナ
ひじきご飯
ひじきご飯に含まれる便秘解消に効く成分は…
- ひじき→アルギン酸(水溶性食物繊維):便を柔らかくする
- にんじん→ペクチン(水溶性食物繊維):便を柔らかくする
うちでは「ひじき×にんじん×ツナ」のひじきご飯をよく作りますが、これもひじきとにんじんのW効果で便秘に即効性があるので、便秘中は2~3日に1回は献立のレパートリーに入れていました。
ひじきは鉄分も多く含んでいるので、子供の鉄分不足解消にもおすすめです。
私が普段作っているクックパッドつくれぽ2209件の人気ひじきご飯レシピ他、すべてつくれぽ1000件以上のレシピばかりを集めた幼児におすすめの主食レシピは以下の記事で紹介しています。
飲むヨーグルト
飲むヨーグルトに含まれる便秘解消に効く成分は…
- 乳酸菌:腸内を弱酸性にして善玉菌を増やす
- (一部のヨーグルトで)ビフィズス菌:悪玉菌の繁殖を防ぐ
「腸内環境を整える」ために一番最初に思いつくのが、ヨーグルト。
ただ私の子供の場合、固形のヨーグルトでは1歳の頃は効果があったのに2歳過ぎてからは1日4個(朝2、夜2)食べても便秘が解消されませんでした。
小さい頃からヨーグルトが好きで毎日食べているので、体が慣れてしまったのかもしれません。
が、飲むヨーグルトをたくさん飲むと成分がダイレクトに吸収されるのか即効性があったので、便秘になった時のレパートリーの一つにしています。
野菜ジュース
野菜ジュースに含まれる便秘解消に効く成分は…
- にんじん他、果物多数→ペクチン(水溶性食物繊維):便を柔らかくする
ここから先はすべて飲み物になりますが、すぐにうんちを出したいときにおすすめの一つが野菜ジュース。
いろんな果物が入っている野菜ジュースであれば大体ペクチンが含まれているので大丈夫ですが、私の子供が好きな野菜ジュースが生協パルシステムの人気商品である「キャロっとさん」というにんじんと果物から作られた野菜ジュース。
人工的ではない自然な甘みで、200cc全部飲むと大体30分~1時間後ぐらいにはうんちが出ます。
その他のパルシステムで私がリピートし続けているおすすめ商品はこちらの記事で紹介しています。
バナナ豆乳
バナナ豆乳に含まれる便秘解消に効く成分は…
- 豆乳→大豆オリゴ糖:乳酸菌やビフィズス菌の栄養になって善玉菌を増やす
- バナナ→ペクチン(水溶性食物繊維):便を柔らかくする
- バナナ→フラクトオリゴ糖:乳酸菌やビフィズス菌の栄養になって善玉菌を増やす
野菜ジュースばかり飲んで少し飽きてきたころに見つけたのが、キッコーマンのバナナ豆乳。
バナナも豆乳もどちらも便秘にいいとされる食材で購入してみたところ、効果てきめん。野菜ジュース同様、飲んで30分~1時間ぐらいでうんちがするっと出てくれます。
豆乳・バナナ両方に含まれているオリゴ糖は、乳酸菌やビフィズス菌を含むヨーグルトと一緒に食べることでより効果を発揮します。