ロマンスカーにベビーカーをたたまずにそのまま置ける座席が2席だけあること、ご存じですか?
箱根温泉へ都内から一本で行ける特急列車、ロマンスカー。新宿から約1時間半足らずで箱根に着いて便利ですが、赤ちゃん連れ、子連れにとってはその間ずっと子供を抱っこするのは大変ですよね。
実は、小田急の公式ホームページには座席スペースの寸法が掲載されていないので一般の人にはわかりませんが、ある車両の特定の座席のみ、追加料金なしでベビーカーをそのまま置くことができます。
もうベビーカー置き場に悩む必要はありません。
実際に私もその座席に座り快適な箱根温泉旅行ができたので、その座席がどこかを予約方法とともにご紹介します。
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ロマンスカーの車両の種類
ロマンスカーには以下の4種類の車両があります。
MSE(60000形)
一番新しい車両(後述のEXEαを除く)。
綺麗ですが通勤向けにたくさんの人が乗れるように設計されたため、展望席はありません。
VSE(50000形)
展望席があり、レトロな車内で旅行客に人気の車両で、ベビーカーがそのまま置けるのはこの車両。
有料のサルーン席(個室)もあります。
展望席は、窓が全面にあり景色を思う存分に楽しめる席です。
乗車料金は普通席と差額なしで早い者勝ちで座ることができるので、ベビーカーを置けなくてもいいから景色を楽しみたいという方は展望席でもいいかもしれません。
EXE・EXEα(30000形)
EXEは古めで車内も狭く、展望席もないということで、旅行目的でのロマンスカー乗車客にはあまり評判のよくない車両です。
3月にEXEα(エクセアルファ)が新たに就役しましたが、こちらも多目的トイレやバリアフリーは新設されたものの、展望席はなく車内も狭めと従来のEXEとさほど変わらない座席配置。
残念ながらベビーカーをそのまま置くのは難しそうです。
LSE(7000形)
一番古く、展望席のあるクラシカルな車両ですが、予約をする際にほとんど出てこなかったので、現在はあまり走っていないのかもしれません。
追加料金なしでベビーカーが置ける座席は?
この写真はロマンスカーで実際に座った座席の前にベビーカーを置き、その横に私も並んで撮った写真です。
やや斜めにはしていますが、余裕でベビーカーと向かい合わせに座れていますよね。
VSEの展望席と普通席の間がすごく広いスペースになっているため、展望席のすぐ後ろ、普通席の一番前の座席がベビーカーをそのまま置けるようになっています。
具体的には・・・
- 行き(新宿→箱根湯本)
⇒1号車の5A・5B、または5C・5D - 帰り(箱根湯本→新宿)
⇒10号車の8A・8B、または8C・8D
(2月20日現在)
念のため、旅行時には小田急HPで座席の位置が変わっていないか、ご自身でご確認お願いします。
その座席に座るにはどうすればいい?
ロマンスカーはインターネットで座席の予約ができるため、事前に予約することで上記座席を確保できます。
ちなみに予約は乗車日の1ヶ月前の10時からすることができ、無料の展望席はすぐに埋まってしまうと言われています。上記の座席は子連れ以外にはただ前スペースが広いだけで特に需要はないと思いますが、4席(実質2組)しかないため、旅行シーズンには特に早めに確保しておいた方が無難です。
予約後でも列車の変更はインターネット上でいつでも可能です。ぜひ箱根温泉への快適な旅を楽しんでください。