トイレトレーニングが停滞した時、多くのママが布おむつに替えようか迷うのではないでしょうか。
布おむつの子供はおしっこが出る感覚に鈍感にならないため、紙おむつの子供に比べおむつはずれが早いといわれています。
でも、少し待ってください。
布おむつに替えるメリットはありますが、デメリットももちろんあります。
布おむつは初期費用がかさむので、買ってしまってから後悔しないように8つのメリット・デメリットを知ってから決断しても遅くはありません。
最短でトイトレ完了するための必須アイテムはこちらで紹介しています。
⇒短期間でおむつはずしするための必須6アイテムと使い方のコツ
目次
布おむつとはどんなもの?
布おむつは、輪おむつというさらしのような一枚布を折りたたみ(おしっこを吸収するパッド代わり)、それを当てた上にずれないよう固定するおむつカバーをつけるという二重構造になっています。
輪おむつ
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おむつカバー
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単純に紙おむつの布版というわけではないんです。
輪おむつはおむつ替えの度におしっこまたはうんちがついているので交換し、おむつカバーは輪おむつから漏れなければ一日一回の交換、漏れてしまった場合は漏れるたびに交換します。
輪おむつは洗濯で乾かすことも考え一日のおむつの交換回数×2日分は最低限用意する必要がありますが、おしっこの量が多くなってきた生後9~10ヶ月頃からは1枚ではおしっこを吸収しきれず2枚重ねで使用するため、2倍の枚数が必要です。
大体1歳前後の子供で1日5回分×2枚重ね×2日分=20枚は最低限用意される方がほとんどです。
布おむつのメリット
1.紙おむつに比べてはるかに節約できる
2.おむつはずれが早くなる
3.肌が弱い赤ちゃんでもかぶれにくい
4.ごみが減る
紙おむつに比べてはるかに節約できる
最初に上記の輪おむつとおむつカバーを購入してしまえばその後は洗濯して繰り返し使えるので、圧倒的にコストパフォーマンスがいいです。紙おむつは成長に合わせて必ずサイズアップの買い替えが必要になりますが、布おむつの場合、最近はサイズフリーのおむつカバーもあるようです。
輪おむつはたたんで中に入れるだけなので、重ねる枚数が増えて多少買い足することはあっても、ずっと使い続けられます。特に、二人以上子供を育てる場合は二人目以降は買わずにそのまま使えるので、さらに節約になります。
ただ、当たり前ですが初期投資費用は紙おむつよりかさむので、途中で布おむつをやめて紙おむつに戻る場合は逆に高くつきます。
おむつはずれが早くなる
おしっこが出たらすぐに吸収されてさらさら快適な紙おむつと違い、布おむつは吸収されずびしょびしょに濡れるので赤ちゃんはおしっこが出るとすぐに気づきます。そのため、排泄の感覚が鈍感にならず、「おしっこが出る前にわかる」のも早いといわれています。
「出たことがわかる」から「出る前にわかる」ようにする具体的な方法はこちら
⇒【トイレトレーニングSTEP2】たった3日でおしっこが出る前に自分から教えるようになった簡単な方法
肌が弱い赤ちゃんでもかぶれにくい
合成化学繊維の紙おむつではかぶれてしまう肌の弱い赤ちゃんでも、天然繊維の布なので安心して使えます。また、布おむつは濡れたらすぐに替えるのでムレも引き起こしにくいといわれています。(びしょびしょのまま放置すると、紙おむつよりムレます。)
ごみが減る
当たり前のようで実は結構大きいメリットです。新生児など多い時は一日に10個捨てることもある紙おむつ。ごみ箱の中を占める体積もバカにできません。これが布おむつでは0になるので、ごみはかなり減ります。
また、紙おむつのように段ボール1箱分買い置きをすることもないので、その分部屋を広く使えます。
布おむつのデメリット
1.おすわり以降は装着しにくい
2.輪おむつがずれて漏れる
3.うんちをした時の処理が大変
4.外出時に使用済みおむつを捨てられない
おすわり以降は装着しにくい
おむつカバーは紙おむつのパンツ型のように履かせるタイプではなく、テープ式のように股を前後で覆って左右からテープを留める構造になっているものがほとんど。そのため、寝返りで子供が激しく動き回ったり、おすわりするようになってからは装着がかなり大変です。
輪おむつがずれて漏れる
中に入れる輪おむつがおむつカバーにテープで貼りつけているわけではなく、ただ中に入れているだけなのでハイハイしたり歩いたりするとずれてしまい、おしっこが吸収できず漏れてしまうことがあります。
また動き回る中おむつカバーを装着し、運よく装着できたと思っても輪おむつがずれてしまったということもあります。
うんちをした時の処理が大変
これが理由で布おむつを断念する人が多いほどて最大のデメリットといえます。しかし布おむつは基本はリサイクルなので、避けて通れないのが使用済みおむつの洗濯です。
おしっこであれば簡単に手洗いするだけなので抵抗もあまりありませんが、うんちをした場合は、バケツの中で振り洗い→石鹸でしっかり洗い落とす→バケツにつけ置き→洗濯後、天日干しの工程が必要になります。
すぐに処理をしないと臭うだけでなく、雑菌の繁殖にも繋がるのでママの負担は確実に増加します。おむつライナーを内側に使用する人もいますが、これも効果的なのは低月齢のうちだけ。動き回るようになるとずれたり、おしりに食い込んだりして意味がなくなります。(子供に1歳5ヶ月で試したらすぐにずれました)
代表的なおむつライナー
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外出時に使用済みおむつを捨てられない
紙おむつであれば外出先で使用済みおむつをごみ箱に捨てられますが、布おむつの場合は汚れたおむつをすべて持ち帰らなければなりません。
特にうんちの時には、バッグの中にうんちがついたおむつが入っていると思うだけで気分もげんなり、悪臭で周りに迷惑がかからないかも気にしなければなりません。
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